ダニによるアナフラキーショックと抗アレルギー薬治療

これまで、ダニのアレルギー反応としては、鼻炎、湿疹、咳などの症状が多く、原因となるダニは、カーペットや布団の内部などに蓄積されたものから起こることが多いとされてきましたが、新たに、非常に強いアレルギー反応を起こすダニが存在する場所があることが報告されるようになってきました。
そのダニは、お好み焼き粉やミックス粉などの粉類に混入し、その食品を摂取することで、過剰なアレルギー反応、アナフラキーショックが起こる事例が報告されるようになってきました。
この原因となった粉類などの製品は、開封から数か月から数年経ってから調理し、摂取したことにより起こってしまったと考えられています。
アナフラキーショックは、通常のアレルギー反応よりも強力で、短時間で処置をしなければ死亡する恐れがあります。
その対処としては、炎症を抑える抗ヒスタミン剤などの抗アレルギー薬、血圧上昇や血糖上昇を行いショック状態を回避するエピネフリンなどが使われます。
治療、対策としては、アナフラキーショックの状態に陥った時にすぐ対処できるように、抗アレルギー薬などを携帯してすぐ飲めるようにしておく必要があります。
ダニアレルギーの治療法としては、抗アレルギー薬や抗ステロイド薬などの薬物治療、アレルギーの原因となる食物を摂取しないようにする食物治療と、家庭で発生するアレルギー物質を吸引しないように環境を整える生活改善治療があります。
特に、ダニアレルゲンは熱に強く、加熱調理をしてもアレルギー反応を防ぐことはできません。そのため、発症を防ぐためにはダニが発生しやすい粉類などはすぐに使い切るようにして、残った分は密閉容器に入れて冷蔵庫で保管するのが効果的です。
しかし、完全に防げるとは言えません。早めに使い切るようにして、時間が経ったものは廃棄するようにしましょう。